日本田舎話 27
へぎそば ① へぎ
この「へぎ」とは「経木(きょうぎ)」の事ではないだろうか。
片木、辺木とか書くようだが。
「剥ぐ」と書いて「へぐ」と読む。
「へぐ木」では無いだろうか。
となると、通常のそば店ではこの「剥いである木」はどこに使っているのだろうか。
底は巻き寿司を作るときの割竹で作った簾(す)を使用している。
水はけがいいからだ。
でも菓子箱、輪っぱ飯の弁当箱などはこの薄い板を使っている。
当時、箱状にしてソバを盛り付けたとは思えない。水気が溜まってしまう。
でもこの上に「経木」を載せるとツジツマが合う。
ひょっとしたら経木でそばを包んで弁当として持って行ったのでは。
「お祝い事」に使う、「オコワ」の入れ物(今は紙)の様に。
絵のようなスタイルで食べさせる、そば店が有るようだ。
これだったら水はけが良く、経木の上に盛り付ければ水気も保てる。
続く
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