これに勝るものなし。
かつを
削り節がいい。
醤油。
黄色いキャップと覚えている、これが一番いい。
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かつを削り器 |
普通のカンナが付いている。
押して使うのかな、私はつい引いてしまう。
木を削るのと同じで逆目が有るようだ。
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絵:年金酒場さん |
渋味が欲しければ煮干を2,3本入れる。
生意気に、はらわたと頭を取ることがある。
又はサバ節を少量入れてもいい。
立石駅から歩いて3分の所に小ぢんまりとした「きたの」という店が有る。
カウンター席7人、小上がりが四畳半。
鍋物を頼むと店主はおもむろに鰹節を削り始める。
一人前でも同じ行動をとる。
料理は何を頼んでもそうであるが所作に心引かれる。
口下手では有るが愛想はいい、物静かに丹精こめて料理を作ってくれる。
後から来た人が同じ鍋物を頼んでも同時には削らない、
頼まれた料理を順番通り出し、その後、又その人のために鰹節を削り始める。
削り節なら仕込のうちに削っておけばと思うがこれも店主の「拘り」なのだろう。
常連客は何も言わないが、当然のごとくなべ底の汁一滴も残さず平らげる。
私もそうである。
値段も高くはないし近くに有れば毎日でも通いたい店である。
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