2013年1月17日木曜日

出汁⑤ あまじ

不思議 発見

あまじ

「あまじがあって ゑっぽと ぅんめすけ くってみろ」
(いい味だ とっても うまいから くってみろ)

またまた、おふくろの声が頭をかすめた。
この「あまじ」とは食材の持つ、そのもの独特の素材の味のことを
おふくろは言っていた。

レタスはレタスの持つ味、ダイコン、ナス、全てそうだ。

最近、野菜も糖度が増し野菜の持つ本来の味、「あまじ」が分からなくなって来た。

トマト等は特にそうだ。今のトマトは私には甘すぎる。
だから私は家庭菜園をしている人がいたら、青いトマトを譲って欲しいと頼む。
この方がトマトの持つ本来の味がする、昔食ったトマトの味がする。
キューリもそうだ。黄色くなったものを皮を少し削り(全部でない)塩を掛けて食う、
すると太陽の味がしてこれも又うまい。


昔のトマトはごっつくて、いびつなもだった
形も味もこれが好きだ。


私は、普通の竹の子などは灰汁抜きをあまりしない、
少し渋味が残っているのが好きだ。
先の方より根元に近い方が味がして食感がいい。
硬くて、噛み締めるので余計に「あまじ」が分かる。

じゃがいもをアルミホイルで巻き電子レンジでチン。
塩をつけて食うと分かると思う、じゃがいもそのものの味がする。





日本田舎話 あまじ シリーズ へ続く









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