2013年8月6日火曜日

めじろ ④

イワナ釣り 岩魚

めじろ   アブ  ④ 

釣り終えて、川から農道に戻ってくると又攻撃が始まった。
今度は着替えないで、走らないでゆっくり歩く。
ウエットスーツを履いているので安心。
と思いきや、時折ふくらはぎを見る。
2・3びき止まっている、平手打ち。
一匹ゲット。
ゆっくり歩いているせいか朝のような攻撃はない。

10分程すると今度は暑さの攻撃。
胸まであるウエットスーツを履いているため中から蒸す。
今では汗かき専用が有るらしいがそんなもではない、暑い。

どうしてもビールが飲みたい。

行くときは気が付かなかったが一軒だけ、最初の家が見えた。
ごく普通の民家である。
近づき中を見ると文房具と雑貨か並んでいる。
アイスクリームとか飲み物はなさそうだ。
無くてもともと「ごめんくださーい!!」。
中からおばあちゃんが出てきた。
「ジュースとかは置いてないですか、ビールだったら、なおさらいいのですが」
と聞くと。
どれも置いてないと言う。
「水をいっぱいくれませんか」と言ったら 「それだったら、待っててね」
と奥の方へ。
おぼんに缶ビールと何やらツマミを載せて、
「冷蔵庫を見たら、あんにゃが呑んでいるビールが有ったから」
と持ってきてくれた。

「ちょっと待ってください、着替えてきます」と外へ。
脇の駐車場?で着替え、再び中へ。

汗は噴き出してくる、風通しの良い上框に座り、まず一口。
アッと言う間に一本空いた。あつかましく「もう一本ないですか」
「まだ有ったよ」奥から少しデカイ缶を持ってきてくれた。
「これは何ですか」小さく楕円形の親指くらいのものが皿に盛られ5・6粒。
「まッ 食ってみなされ」
「うッ 薬臭い」と叫んだ。マタタビの塩付けで有った。話には聞いていたが
「んんんー---ん」でも 慣れてきたらビールに合うかな???。
でも有りがたい。得体も知れない私にビールとツマミを。
しかももう一本追加して合計3本も出してくれた。
もちろんお金は出した。2千円渡すと値段が分からないと言う。
「じゃ、千円」と一枚は返してくれた。なにか得をしたような気がした。

どう見ても店とは思われない、こんな感じ

帰り道、次の家まで150m位は有る。
こんなところに何故雑貨屋が有るのか今も謎で有る。

その帰り、途中の店で(ここにはアイスクリームもジュースも有った)
宿用に土産のスイカを担いで帰った。

夜、鼻の赤い宿の主人とビールを交わしながらその家族と
昼の出来事を話しながら少し早い食事をした。
この夜も盆踊りを一緒に見に行った。
独身最後27歳の良い思い出で有る。

翌日の帰りの勘定、宿代にビール代は入っていなかった。
サービスしてくれたのだ。
その後、数人で幾度も泊まってはいるが、
ここ数年行ってないので又一人で行きたくなってきた。

桂歌丸さんには負けられない。(渓流釣り専用の餌用冷蔵庫が有ると聞いた)
この人の歳になるには、まだまだ期間があるのだから。






今日の天気の解説に「うんざりする蒸し暑さ」と有った。
雨上がりの今、正にその通りである。

気温27.5度   降水量2.5 湿度88%(もっと有りそうだ)  南の風2m    1007.4hpa







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