三日目の夕方 ②
始めての口からの点滴である。
点滴と言えるほどの食事、でも待ちに待った。
夕食は6時からで、5分過ぎた頃は4人部屋の牢主二人は
既に食い始めている。
配膳係りが各テーブルに運んで来てくれるようだ。
足元の反対は造りが対称 空き部屋だ。 |
シビレを切らし廊下にいた配膳係の男性に声を掛けた。
「あのー 今日から食事が出ると聞いているんですが、、、。」
「B定食の魚焼きの方を注文してあるんですが、まだなんだけど、、、。」
当然、爆笑しながら「エッ!!!聞いてきます。!!」と駆け足。
【この会話を聞いていたのが窓際の牢名主。
退院する時に私のベットを覗き、
「おもしろいこと言う人が入ってきたナー」
「声は聞いた事有るし、、、。と思っていたんだ、やっぱり!!お客さんか!」
この人は後から出てもらうことにする。】
暫らくの間、又別の考えが頭に浮かぶ。
「B定食はもう終わっちゃまして、C定食のサシミ定食なら有るんですけど、、、。」
なんて言う返事が返ってきたらどうしようかな、、、、。
「じゃ、それでいいです、そのあいだビールを一本頼みます」
なんて言っちゃおーかな。
残念、品切れでは無かったようだ。
6時40分過ぎやっと出てきた。
「すみません、8階に運んだみたいでして、、。」
ここは13階の新居、前の棲み処に運んじゃったみたい。
(お品書きに8階と記して有り納得)
見てビックリ、全て流動食。
「あれー、サシミ定食じゃないんですか」(また、笑ってくれた)
「なんだ、点滴じゃん!!」と叫んでしまった。
(これも、とっくに食い終わった牢名主が聞いていた)
高級食材のくずゆ、旨かった。 有名旅館のようにお品書きが、 一般食流動と。 |
もう一度入院してみるか
ちゃんと賞味期限内である。 |
暫らくぶりの獲物のように
むしゃぶり?流し込んだ。
「馬勝った!!!ーーーーー。」
食い終わった。
廊下のスチール製の高さ180cmの移動棚にオボンを返した。
セルフサービル
牛ゃ負けた~。で
この日は終わったかのように思えた。
今朝は蒸し暑かったが
今は快適に成った。
24度C 湿度68%
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