2013年10月23日水曜日

かくし ポケット 74

日本田舎話  74

かくし

きんかくし とは 違う
かくしきれない 残り香がー♪♪とも違う。

お袋に手を引かれ近所の家に。
2時か3時に成ると必ずどこかの家に行くか、人を呼ぶ。
農閑期は特に多い、茶飲み会。
母親達の「お八」つの時間である。
冬はコタツの上に菓子と共に漬け菜トコロが必ず有った。

ここで菓子を貰うとお袋が「早くかくせ」と言う。
人がいるからではない、盗んだわけでもないのにだ。
「かくせ」とはポケットの中に入れろという意味である。
落とさない様に早くポケットに入れろだ。
当時、菓子類は今のように一つ一つ包み紙で包んである訳ではない。
手いっぱい貰うとそのまま「かくし」に入れた。


「かくし」と言う

こんな事も思い出した。
ある小父さんが女の子と一緒に我が家に来た。
親父の友達の一人である、新聞屋さんと呼んでいた。
当時は外(飲み屋さん)で飲むことは少なく、誰かの家で飲むか
会社で飲むかであった。
この小父さん酔ってくると面白かった、子供を背中に乗せ
座敷のあちこちをお馬さんごっこ。

帰り際である。
さー 食うだけ食ったから、もらうだけもらって 帰ろう
とても陽気な人だった。
私がまだ小学校に上がらない頃である。
この言葉は今も忘れない。

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深夜便3:07
フランク永井さんの特集。
「有楽町で逢いましょう」が始まった。
この頃はヒット曲が10年以上も続いていたと思う。

「西銀座駅前」がそのうち かかるだろう。
一時だったらしい、今は「銀座駅」
現在「東銀座駅」は有る。

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そんなに寒くない。
台風27号が気になる。
嵐の前の静けさか。






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