2013年2月22日金曜日

味噌球 52

日本田舎話 52

みそだま

餅をついてもらうで思い出した。

餅を搗いてもらう所(店?)で味噌球を作ってもらっていた。


味噌だま
漬け菜(野沢菜)を漬ける前の作業だった。

 大きさは八寸くらいの円錐形である。
これが出来上がってくると家は大変だ。
縄で括り付けてこれを廊下に吊るす作業で
ごった返す。

 しばらくして程よくカビが生える頃、①味噌として漬けるものと
②野沢菜と一緒に漬ける物に分けられる。

どちらも塩、麹は使う。

野沢菜を漬ける方法。
木樽に野沢菜を一株づつ敷き詰める、一段ないしは二段。
今度は②この味噌を包丁で細かく切って手でほぐした物を
野沢菜に振り掛ける。
③塩を振り掛ける④麹を振り掛ける。
この作業を繰り返しながら野沢菜を漬けるのである。
後は重石してしばらく保存。

時期的には野沢菜の取り入れの頃だから10月の下旬から
11月の初旬ころであろうか。

飴色に漬かったこの野沢菜は塩だけで漬けたものとは比べ物にならない。
とても旨いものである。

あー、もう一度食いたい。


野沢菜






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