2013年2月21日木曜日

あまじ⑤ もち 餅

日本田舎話 51

もち 餅



一枚が一万円札くらいの大きさだった

田舎の餅の大きさは一万円札くらい有った。
 でかかった。

 旨かった。

伸びるのに腰が有り、歯ごたえが有る。
なにより「あまじ」が有る。

我が家にも臼が有り、正月が近づくと突いたものだ。
杵を10回振り下ろすのがやっとだった。

後に面倒くさくなったのか「味噌球」を作ってくれるところに頼んでいた。
絵のように、細長く切った状態で届いた。
後はその家庭で好みの大きさに切るのである。

あの頃の本物の餅が食いたい。


追記
昔の人は餅を焼き、味噌をサンドイッチして
腹巻に入れて弁当として持って行ったと聞いたことがる。

我が家では朝、私が石油ストーブで焼き、ビニール袋に入れて
こたつの中に入れておく。
すると皆が起きてきてこれを喰らう。
昼頃まではなんとか食えるものだ。






0 件のコメント: