2012年10月10日水曜日

イワナ 甘露煮

イワナ釣り 岩魚

岩魚の甘露煮     

二十代後半。
イワナの甘露煮を作ったことが有る。

① イワナをガスの弱火で5分位、焼いては干す。
靴下を乾すリング状の物干し器具の洗濯バサミに挟む。
串に刺して焼くのでこの串を挟んで吊るす。
15分したら又焼く、又乾す。繰り返すこと5回くらい。
魚臭くないのに何故か猫が寄ってくるので注意。

② 鍋の中に笹の葉を敷き、番茶を入れて煮込む。
2回くらい番茶が減ってきたら注ぎ足す。

最近はこの番茶が高いので緑茶でも大丈夫。
どちらも、同じように渋みが出るようだ。

③ 3回目から醤油、砂糖、みりん、酒を入れ、
今度は煮立ったら日を止める。

一時間したら又煮る、煮立ったら火を止める。
3回くらい繰り返したら、冷蔵庫で保管する。
直ぐに食べないときは冷凍する。


本当は炭火でこのくらい焼き枯らすといいのだが










砂糖は少なめにする。市販されている甘露煮のように
甘くしては旨くない。
但し、腐るのが早いので注意。

これを友達の板前さんに食べてもらった。
こんなに旨いものは食ったことが無いと評判。
この板前さんこれが縁で、もう35年お付き合いを
してもらっている。

この時期、奥多摩に釣りに行ったことがある。
朝早かったので入漁券は買ってない、
夜明け、車の脇で支度していたら管理人が来たので
入漁券を買った。一人1000円、前日買えば500円
朝、店がやっていれば買って来るのに悪いことをしているようで
現場買いは気に入らない。

冗談で、釣れなかったら半額にしてくれませんか。
そうしたら、「昨日来た人は10本くらい上がったみたいだよ」
うまくかわされた。


案の定、釣れなかった。
昼ごろあがり、渓の調査をかねドライブ、山の上のほうに茶屋が有った。
まずは、ビール。当時は飲酒運転はさほど煩くなかった。
メニューに「岩魚甘露煮」とあったので、直ぐ注文、出てきたのを食べた。
私が作ったのに似ている味、身も閉まっている。
どうして作るのか聞いたら、一度冷凍するという。
すると身が締まりるので直ぐに味付けをして炊けばいいと言う。
その後試してみたが、その通りだった。
焼いたほうが旨いが急いでいるときにはいい。

ニジマスの甘露煮は度々つくる。
口から割り箸を二本入れ、ぐるぐる回して内臓を出し、冷凍する。
翌日から甘露煮を作るようにしている。
お茶を入れる工程からは一緒だが、焼きが無い分早い。

甘露煮のインスタント番みたいなものだ。






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