2013年1月5日土曜日

へぎそば ⑥ あさつき 3

日本田舎話 32

へぎそば ⑥

あさつき 3  植え方



野山にいくらでも自生している。

大きいものは竹箒の先を三つ位束ねたように密集してあちこちにある。
あぜ道の斜面に出る物は、田んぼの栄養が有るのか少し大きい。

これを採って来てもいい。だが小さい。

今はホームセンターでもこの種が、少し小振りでは有るが売っている。
畳み一枚分の畑でも二袋~三袋くらいの種がいる。

田舎では、この「種」として一軒の農家が売っていた。
大きさが違っている、親指くらい有る。


A、植え方を教わった。
①畑に腐葉土を入れ、肥料を入れ耕す。
  コツは化学肥料は使わないこと。これを使うと「辛く」なる。
  鶏糞も入れすぎると辛くなる。 
  肥料の加減が難しい。
  発泡スチロールでも良い。
②秋の彼岸前後に植える。(最近は温暖化?なので時期も考える)
③間隔は握りこぶし一個分空ける。
④一個づつ深く植える。(深さ6~7cm)
  あさつきは深く、にんにくは浅くと教わった。
  浅く植えると分割が多くなり玉が大きくならない。
⑤上に藁を掛ける。(春先、泥はねがない)(なくてもよい)
⑥うまそうな芽が出るが食ってはいけない。
⑦そのまま枯らす。
⑧日当りのいい所でないと辛くなる

植えた直ぐに芽が出るが、食ってはいけない。
そのまま枯らし来年を待つ。

B、取り入れ
翌春には一番に芽が出る。
タバコ一本の太さの物が出たら成功で有る。

6月頃、葉が半分くらい枯れてきたら収穫となる。
時期はそれぞれで研究してもらいたい。
玉に赤いスジが有れば大成功。

葉を半分切るかそのまま四、五株くらいずつ束ねて藁、ビニール紐等で束ねる。
陰干しにする。

農家では、「てっちょ」天井裏に上げ乾かしていた。


絵:年金酒場

一個植えだが、あのニンニクの玉のように一個が五、六粒くらいになる


私が作る、そばの出汁は次回

薬味では辛味大根もいい。




追記、
今朝は夜中より寒くなってきた。
7時現在の気温0.5度である。
おー寒い。

2013年1月4日金曜日

へぎそば ⑤ あさつき 2

日本田舎話 31

へぎそば ⑤

あさつき 2


「由緒ある田舎」では本来、先出の玉を食う。

だが、春先の新芽の時期は違う。






大きい物は一本、細い物は二本。
箸の先で玉の部分を挟み、くるくる巻き付ける、
最後に、シッポの方を箸の先に挟む。
それから口の中に放り込む。
そばを食う、これを繰り返す。


何もそばを食うときだけでなく、酒の摘みにも味噌を付けて食うといい。

「春が来たーー!!」 となる。



あさつきの植え方 次回へ










2013年1月3日木曜日

へぎそば ④ あさつき 1

日本田舎話 30

へぎそば ④

薬味 からし  あさつき 1


「黄色いからし」と呼んでいた。 右は「あさつき」




①わさびが無いわけではない。
  となり村ではワサビ田も有った。
  今でもイワナ釣りに行くと、その痕跡が有る。
  このシリーズの「粉ワサビ」も有った。

  なのに「さしみ」を食うときもこれだった。
  お猪口の中に「粉からし」を入れ、ぬるま湯で溶き、逆さにしておく。
  逆さにすると空気に触れないので気が抜けない。
  大勢の時は湯のみちゃわんで溶く。  

②あさつき
  そばが茹で上がる前に必ずあさづきがドンブリに皮を剥かない状態で出てくる。
  自分が食べれるだけ、自分で剥く。
  この風習がいい。
  大きい物を選ぶ。
  春頃に成るとドンブリには小さい物しか残らなくなる。


千葉県の蕎麦屋でこの「あさつき」を出す所が有ると聞いたことがある。






あさつき 2  は次回





2013年1月2日水曜日

へぎそば ③ 食べ方

日本田舎話 29

へぎそば ③

食べ方

 「へぎそば」とは、「ふのり(海草)」が入っていなければならないようだが、
だれが言い始めたのだろうか。
私は「経木」に盛り付ければ「へぎそば」と成るのではと思う。
絵:年金酒場さん

薬味

①わさびでは無く「カラシ」
  「粉からし」をぬるま湯で溶いたのが一番いい
   (子供の頃はワサビでは無かった)

②必ず、「あさつき」。食べ過ぎると腹がへる。
  (これは食欲増進として、夏バテの薬としても効果が有るようだ)

③当然 「そばつゆ」
  かつを出汁、ヒゲタの醤油で作る。




私はこのソバ(下写真)が一番好きだ。

歯ごたえがいい。茹で過ぎがない。

このメーカーもいろいろ種類があるが、この絵の物が一番いいような気がする。
一番安いこともあるが。

私が幼少の頃は、もう1軒の乾そば屋の方が旨かった。

でも今ではこのメーカー(写真)、二代目に成り、かなり研究をしたのかこちらの方が旨い。
昔は、そば粉が多かったのか一年経って茹でると二センチくらいに切れることも有った。

買い方は、お盆の里帰りに隣村の農協で20袋入りを、多いときは10箱位買って来る。
農協の方がかなり安いのだ。

一年寝かす。
食い頃は、来年のお盆頃が旨い。
最近はそうでもないかな。

他の土地に旅行に行ったりした時は、その土地の乾そばを買って来る。
鍋を二つ用意し、これと同時に茹(う)でて食い比べる。
今だこれの右に出るもものがない。

欠点、食い過ぎると腹が下る。(私だけ)
若い頃は二袋は食えた。

山芋が入っているから屁が出る。


追記、1
「生蕎麦(きそば)」と「なまそば」は違うようだ。
それよりも小麦粉が多いのになぜ「そば」と呼ぶのか不思議だ。
立ち食いそば等は小麦粉が七割、八割と聞く。

続く

そばの茹で方は→こちら


2013年1月1日火曜日

へぎそば ② もりつけ方

日本田舎話 28

へぎそば ② 

盛り付け方


盛り方、A


盛り方、B
絵:年金酒場


「へぎそば」の盛り付け方は二通り有るようだ。

A画のような、そばを摘んで「行って来い」の盛り付け方。
これは早い、左手で器を持ち、右手だけでできる。
店を構えている人にはいいのかな。

B画のように両手で丸めての方式。
コンビニで「こわけそば」として売っている。
こちらは少し練習がいる。
右利きの人であれば、左手でそばを摘み、人差し指、中指の二本に右手で巻きつける。
或いは薬指も加えて三本に巻き付ける。
私はこちらの方が好きである。
利点は一つづつ取れて食いやすい。
山盛りに積み上げても大丈夫で、大勢で突いて食うにはこちらがいい。
欠点は今流行の短いそばではやりにくい。

 時間が経っても歯ごたえがある様に感じる。
宴会の閉めに、みんなで突くにはこちらが断然いい。


続く


そばの茹で方は→こちら





2012年12月31日月曜日

へぎそば ① へぎ

日本田舎話 27

へぎそば ① へぎ




この「へぎ」とは「経木(きょうぎ)」の事ではないだろうか。
片木、辺木とか書くようだが。
「剥ぐ」と書いて「へぐ」と読む。
「へぐ木」では無いだろうか。
となると、通常のそば店ではこの「剥いである木」はどこに使っているのだろうか。
底は巻き寿司を作るときの割竹で作った簾(す)を使用している。
水はけがいいからだ。

でも菓子箱、輪っぱ飯の弁当箱などはこの薄い板を使っている。
当時、箱状にしてソバを盛り付けたとは思えない。水気が溜まってしまう。


でもこの上に「経木」を載せるとツジツマが合う。

ひょっとしたら経木でそばを包んで弁当として持って行ったのでは。
「お祝い事」に使う、「オコワ」の入れ物(今は紙)の様に。


絵のようなスタイルで食べさせる、そば店が有るようだ。
これだったら水はけが良く、経木の上に盛り付ければ水気も保てる。

続く

2012年12月30日日曜日

ヘリコプター

不思議 発見

ヘリコブター

私はこれに乗ったことが無いが、若し乗ったらやってみたいことがある。

乗ったらでは無く、乗り降りの時のことである。

人は何故、乗り降りの時、頭を低くしながら歩くのか、前から疑問だったからだ。

大臣だろうが、お姫様で有ろうがみんな頭を下げる。

ヘリコブターは偉いのである。


絵:年金酒場

だが、この人たちには敵わない。映画の中の俳優である。
主役が頭を下げると、いくら強い俳優でも弱く見えるからか。





 不思議ですね。





2012年12月29日土曜日

モモンガ 捕め

日本田舎話 26

モモンガつかめ(方言) バンドリと言っていた。

何時もの「悪がき3人」。

雪解けの季節になると、朝は雪の表面がカチカチに凍る。
昼ごろには溶けるので計算をして
長靴だけでこの上を歩き山に行く。
普段歩けない所を朝日を浴びながら歩けるので、気持ちがいいものだ。
そんな中、モモンガ(ムササビ?)を捕まえる事になった。

居場所を見つける方法は、杉の木の皮が剥がされている付近をさがす。
この皮の剥がされ方は半端ではないので直ぐ分かる。
これで巣を作るからだ。
後は冬だと分かりやすいのだが雪の上に糞が散らばっている。
この糞の大きさは小豆を、ふやかした時の大きさで、
長て方向をチョット潰したような感じであるから分かる。
新しいのは少しベトベト感が有り、艶がある。




次に近くのブナの木が10cm程の丸い穴が2つ、3つ、開いている木を見つける。
何故か穴が一つの木は要る確立が低い。
[多分、非常時に逃げる出口がもう一つ必要なのであろう。]
(私の説だが間違いない。)

木を下で叩いてみると分かる、居れば必ずチョコンと顔を出し、
こちらの様子を見る。このしぐさは今思い出すとかわいくも有る。
ほとんどは、慌て出て逃げる。
下調べで、居ることが分かったら別の日にそっとよじ登り穴を全て塞ぐ。
話をしながら木に近づいてはいけない、
気づかれ、顔を出されたら手遅れだ。

一番上の穴に、袋を被せ穴の廻りに釘(5本位)で打ちつける。
下に居る者が思いっきり木を叩く。
そうすると、この袋に飛び込んでくるという仕掛け。

よじ登った者は叩けない、片手は木を支え
もう一方の手は袋の底を持ち木と垂直にし、出易くしなといけないから。

叩いても出ないときは、下の穴から木の棒で突くのである。
大半は木に近づくか、登っている間に逃げられる。

一度「2B弾」を入れて捕まえるのは成功したが、
後で煙が出て来て大騒ぎをした。
中の巣が燃えてきたのだ。
冬だったのでよかった、雪を中に放り込んで慌てて消したものだ。

昨今は杉の木に虫が付くように成ったのか、キツツキが穴を開ける。
この穴に住んでいると聞いた。
昔は、杉の木がこのように穴が開いているのは見たことが無い。
生態系が変わってきているのかな。

この方式で一度に3匹捕まえた事が有る、親は逃げて全て子だった。

「馴れる」と聞かされ、これを飼ったことが有る。
昼間外に出すと(明るいとこ)目が潰れるから注意しろと言われいたが
どうしても出してしまう。馴れてくるから尚更である。
膝の上に載り、スヤスヤ眠るからたまらない。
飽きると籠の中に一人で戻る。可愛いものだ。

やはり目が白くなり死んだ。
慌てて残りの二匹は放した。
餌は、輪切りをしたサツマイモとか栗、クルミだった。



こんな捕まえ方もした。
長い竿に針金で輪を作り、
この輪に紐を付け下から引っ張ると輪が絞まる仕組み。
上の穴にそっと沿えて引くのだが、
タイミングが合わなくとても難しい、ほとんど逃げられる。



剥製を作り飾ろうと思った、鴨の剥製は作ったことがある。

腹を割き、中を全て出した、肉は茶碗一杯ほどで有った。
でも食べないで、鶏の餌にした。
結局剥製にも出来ないので、先出の「兎の皮」を剥いでくれる所に持って行き、
売ろうと言う話に成った。
毛並みが悪かったのでドライヤーで乾かし、整えた。
これなら500円には成るといいながら持って行った。
ダメだった、やはり100円だった。

ブツクサ言いながら帰った事を思い出す。



今は禁止されている。









大臣 任命

川柳 短歌 狂歌

大臣任命  その1


あべこべと 言う人私 蔵大臣

インスタを 間違えたのか インフレと

インスタを 4百円にと 日銀に



インスタントラーメンが一個400円に成る日まで皆でこの人を信じよう









?・・?・・・?







2012年12月28日金曜日

雪の墓 3

日本田舎話 25

雪の墓 3

墓参りには子供が欠かせない。

朝早くから「早く墓参りに行こーよ!」娘が叫ぶ。
小学校に上がる前の話である。

「まだまだ」と返事。
もう「やかん」には水を入れ、お供え用の花、ダンゴ、お菓子、酒等
玄関の上がり框付近に用意してある。
子供達は空の紙袋をそれぞれ手に持ち、今かと構えている。

「まだまだ」と言ったのには訳がある。
早すぎても近所がまだ行ってないからである。
子供が彼岸に来なかった家庭では、お供えを墓に置いて帰る。
それを狙って他の子供達があちこちの墓を巡り、貰ってくる。
空の紙袋、ビニール袋が役に立つという仕組み。



絵:年金酒場さん


「由緒ある田舎」ではこの風習が残っていて、今も続いている。



内緒話
大人達が帰っても子供はあちこちの墓巡り。
暫らくして、「はい、おとうさんの分」と、缶ンビールとタバコを差し出してきた。
私までもがご相伴に預る。

「酒も有ったんだけど蓋が開いていたから、持ってこなかったー。」

蓋を開ける意味も分かるなだがー

んんーん 複雑な気持ちである。



追記、
二、三年前、都内近郊の墓地で「墓あらし」と新聞の記事。
この話を知っていたら、犯人?扱いした記事にはならないと思う。

わが子には手を合わせてから貰えと教えた。
この人も必ず手を合わせてから貰ったと思う。
墓に入っている人も喜ぶ。

そのままにしたらカラスか猫が増える。ハエが増える。

できたら、缶ジュース、酒、ビール等は蓋を開けないでそのままで。

墓の物は持って帰るなと言う風習も止めてもらいたい。

無くなっていたら、むしろ喜ぶべきである。